子どもから大人まで大好きな家庭料理といえば、カレー^^
健康や美容にもよく、ダイエット効果まであるといわれていますね。
できたてのカレーは美味しくてとろみがあったのに、時間が経つとシャバシャバしてゆるくなり、水っぽくなってしまうことがあります。
一晩寝かせて次の日にカレーを温めなおして食べようとしても、スープカレーのようになっていて困る・・^^;
そんなお悩みを持つあなたのために、今日はカレーが水っぽくなる原因と対策、そしてとろみをもう一度つける方法も合わせてご紹介します♪
カレーが水っぽくなる原因と対策は?
カレーは適度なとろみがあってこそ美味しい料理です。
そこでカレーのとろみが弱くなり水っぽくなる原因と、それぞれの対策法についてご紹介します。
原因1 具材の水分量が多い
カレーの具材はご家庭によってお好みがありますが、野菜によっては水分が出やすいものがあります。
新玉ねぎ、なすなどを使う場合は特に水分が出やすいので、煮込む前にしっかりと炒めて火を通しましょう。
また冷凍食品のシーフードミックスやミックスベジタブルなども解凍するときに水分が出るので、お鍋に入れる前にしっかりと水分を拭き取り、煮込むときの水分量も少なめにするなど調節が必要です。
原因2 はちみつなどを入れている
カレーの隠し味としてはちみつを入れる方も多いと思いますが、はちみつや味噌、醤油などの調味料にはアミラーゼという酵素が含まれています。
このアミラーゼはカレーのとろみ成分であるデンプンを分解し、カレーをシャバシャバにする原因になってしまいます。
はちみつなどの調味料を入れる場合は、必ずルーを入れる前に入れること。
また入れてから20分以上しっかり煮込んで、アミラーゼの働きを失くしましょう♪
原因3 長時間の放置で雑菌が繁殖してしまった
カレーはできたてよりも2日目の方が美味しいともいいますが、お鍋に入れたまま常温で放置していると雑菌が繁殖して腹痛など食中毒の原因になりかねません。
見た目は普通でもカレーがシャバシャバで水っぽい、すっぱい味やニオイがする場合は腐っている場合もあります。
このような事態を防ぐためには、カレーは作り置きを常温で放置しないことが大切です。
残ったカレーは粗熱を取って冷蔵庫で保存し、食べるときにお鍋で中が沸騰するまでしっかり再加熱しましょう。
原因4 ルーを入れるときの温度が低い
カレーのルーをいれるとき、お鍋の温度が低いとルーの中に含まれるアミラーゼがデンプンに作用してとろみが弱くなることがあります。
ルーを入れる前に具材をしっかり沸騰させ、さらに15分以上煮みます。
ルーを入れた後はときどきかき混ぜながら5分以上、とろみがつくまでしっかりと煮込むことが大切です。
原因5 味見で口をつけたお玉やスプーンを何度も使う
調理の際中、お玉に直接口を付けて味見をするとお玉に唾液がついてしまいます。
人の唾液にもカレーのとろみ成分であるデンプンを分解するアミラーゼという酵素が含まれているので、味見をしたお玉やスプーンをそのままお鍋に戻さないようにしましょう。
ほんの少しのアミラーゼでも、時間がたつとデンプンを分解しシャバシャバのカレーになることがあります。
味見をするときは、小皿に移してからにしましょう^^
原因6 水の蒸発が少ない
具材を煮込むときお鍋のふたをぴったり閉めたままだと、水分の蒸発量が少なくなります。
水分が多いととろみもつきにくくなるので、ふたを少しずらして煮込むか、あらかじめ加える水の分量を少なめにしておくといいですね。
ゆるくなったカレーにとろみをつける方法は?
水分量もしっかり気を付けたはずなのに、とろみが弱くさらさらのカレーになってしまった・・。
そんなときには小麦粉でとろみをつけることができますよ♪
まずカレーをかきまぜながら沸騰するまでしっかり加熱します。
そして大さじ1の小麦粉を同量の水で溶き、カレーに加えてもう一度煮込みます。
カレーが10皿分のときは小麦粉は大さじ2、水も同量を使用してください。
小麦粉なら薄力粉、強力粉のどちらでもOKです。
お家に小麦粉がない場合、片栗粉でも同じようにとろみをつけることができますよ^^
さいごに
カレーを作るときはまずしっかりと具材を煮込むことが大切ですね。
そして市販のルーにはメーカーごとに入れる水の量も異なりますので、パッケージを確認して必ず記載されている水分量を計量カップで計って加えましょう。
美味しいカレーができますように^^
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