自分や家族へのお弁当作り。
少しでも手軽で簡単に作れないかと思いますよね。
そんな時、
「お弁当を前日の夜に詰めるのは大丈夫なのかな?」
と思うことありませんか?
そこで今回は、
お弁当を前日の夜に詰めても大丈夫なのか、
保存の仕方や夏場の注意点などについて
詳しく調べていきたいと思います。
ぜひ、美味しくて安心なお弁当作りの参考にしてみてくださいね。
お弁当を前日の夜に詰めるのは大丈夫?
朝、早起きして作るお弁当って本当に大変ですよね。
私も現在2児のママですが、
たまにある子どものお弁当はリクエストが多くて大変です。
ママなら
「前日の夜にお弁当詰めておいたら良いんじゃない?」
と思ったことあると思います。
ただ気になるのは、お弁当が痛まないかなどの衛生面。
そこで、厚生労働省が発表している「食品衛生管理の手引き」を調べてみたところ、
「細菌が付いた食品を10℃~60℃の温度帯(危険温度帯)に置いたままにすると、その細菌はぐんぐん増えてしまいます。
食品原材料や調理品がどれだけ長くこの温度帯にとどまるか、通過するかで危険度が変わり、管理のしかたも変わります。」
と書かれています。
引用URL:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000158724.pdf(厚生労働省「食品衛生管理の手引き」)
つまり、
「10℃~60℃の温度をできるだけ避けて保存すれば細菌は増えにくい」
ということが分かります。
前日に詰めたお弁当は冷蔵庫で保存する?常温はダメ?
厚生労働省の「食品衛生管理の手引き」にも書かれているように
お弁当を前日の夜に詰めた場合、
「10℃~60℃の温度を避けること」がポイントになってきます。
なので、前日に詰めたお弁当は、
5℃以下を保っている
「冷蔵庫」で保存しておくことがおススメです。
常温での保存は、
「細菌の増殖」や「食中毒の危険が高まる」ので、
避けるようにしてくださいね。
ただ、お弁当におかずとご飯を一緒に詰めて冷蔵庫で保存してしまうと
ご飯がどうしても硬くなって、美味しくなくなってしまいます。
そこでおススメなのが、ご飯は
・朝に炊いて冷ましてから詰める
・冷凍ご飯を解凍して冷ましてから詰める
という方法です。
この方法ならみんな大好きなご飯も美味しく食べることができます。
また、冷蔵庫で保存しておいたおかずも
朝、お弁当箱ごと温めることで細菌を減らすことができます。
その後、しっかり冷めてからフタをして持参するようにしてくださいね。
おかずやご飯が温かいままお弁当のフタをしてしまうと
せっかくのお弁当が蒸気で痛んでしまいます。
夏場でもお弁当を前日の夜に詰めてもいい?
お弁当を前日の夜に詰める場合、
「詰めたお弁当箱を冷蔵庫に保存していれば大丈夫」とお伝えしました。
ですが、
お弁当をはじめ、食品が一番傷みやすい温度は「30℃~40℃」。
暑い夏場は2時間~3時間で傷んでしまいます。
そこで、夏場に長時間お弁当持ち歩く場合は、
「15℃以下」に保つことがポイントです。
・保冷バックに入れる
・保冷剤を入れる
・冷凍ゼリーを入れる
・お弁当と一緒に凍らせたペットボトルを入れておく
・お弁当と一緒に凍らせたおしぼりを入れておく
などの工夫をしましょう。
さらに、
前日におかずのみお弁当箱に詰めて冷凍しておいて、
そのまま持参する方法もあります。
その場合は、
冷凍しても食感が変わりにくい
「肉そぼろ」や「ハンバーグ」「焼魚」「きんぴら」や
「自然解凍OKの冷凍食品」がおススメです。
前日の夜に作り置きするお弁当におすすめのおかずは?
より衛生的にお弁当を持参したい方は、
前日、お弁当に詰めてしまうより、
おかずのみ作って
「冷蔵庫で保存」→「朝に再加熱」→「冷めてからお弁当箱に詰める」
作り置きがおススメです。
作り置きするおかずのポイントは、
・濃い目の味付けにして菌の繁殖を防ぐ
・濃い目の味付けにして冷めても美味しく食べられるようにする
・防腐効果のある「しそ」「しょうが」「カレー粉」を使う
ということです。
おススメのおかずをいくつかご紹介します!
カレー風味の照り焼きチキン
いつもの鶏の照り焼きにカレー粉を少しプラスした
食欲をそそるおかずです。
防腐効果もあるので、
お弁当のおかずにおススメです。
鶏しそつくね
鶏のひき肉にしょうがやしそ・マヨネーズ・醤油・塩などを
加えた鶏つくねです。
防腐効果のあるしょうがとしそが入っているだけでなく、
ふわふわ感をキープしてくれるマヨネーズが入っているので
時間が経っても美味しく食べることができます。
卵焼き
お弁当の定番「卵焼き」は、
片栗粉や砂糖・マヨネーズを加えることで
冷凍しても美味しく食べられるおかずです。
から揚げ・とんかつ・ヒレカツ
から揚げ・とんかつ・ヒレカツなど、
加熱をしっかり行う揚げ物はお弁当にピッタリです。
細菌を繁殖させないためには、
食材の中までしっかりと火を通すことがポイント。
から揚げのように中までしっかり火を通す揚げ物は、
お弁当におススメです。
そして、みんな美味しいって食べてくれる確率も高いです。
前日の夜に作り置きするお弁当に入れてはいけないものは?
前日の夜に作り置きするお弁当におススメできないものは、
・味が薄くて水分が多い「おひたし」や「煮浸し」
・半熟卵
・生野菜
・果物
・マヨネーズ
・ドレッシング
・タルタルソース
などです。
どれも傷みやすいので、当日の朝に入れるようにしましょう。
また、そのまま使ってしまいやすい「ハム」や「かまぼこ」も
一度湯通ししてから使う方が安心です。
まとめ
お弁当は、前日に作って詰めて、
冷蔵庫で保存しておくことができます。
ただ、ポイントは、
・ご飯は一緒に詰めない
・おかずはしっかり加熱する
・冷ましてから冷蔵庫に保存する
・朝、加熱する
・冷ましてからフタをする
などのポイントがあります。
特に暑い夏場は、
保冷剤や自然解凍OKの冷凍食品を入れるなど
温度管理により気をつけてくださいね。
ぜひ、ご家族の為に
美味しくて安心なお弁当作りに活かしてくださいね。
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