1人暮らしや結婚をきっかけに実家を出ると
お盆や年末年始などに
帰省するタイミングってありますよね。
でも、いざ帰省すると
「自分の実家なのに疲れるなぁ。」
と思うことありませんか?
大学卒業と同時に実家を出て一人暮らしをはじめて、
その後実家に戻ることなく結婚した私の場合ですが、
実家に帰ると疲れるということは今でもあります。
つまり、実家が疲れるということは
「おかしい」ということではないのです。
今回は、
自分の実家なのに帰ると疲れるのはどうしてか、
親から帰省を強要されたらどうしたら良いのかなどを
お伝えしていきたいと思います。
自分の実家なのに疲れるのはなぜ?
自分が生まれ育った実家なのに
「帰省すると疲れる。」
「一緒に住んでいる時は疲れなかったのに。」
なんてことありませんか?
大学を卒業してから実家を出た私の場合、
実家を出て現在、約20年経ちますが
「疲れる」と思うことがあります。
実は、その背景に
子どもには
・親に対してはこうでなければいけない
・親や家族とは仲良くしなければいけない
という思い込みがあることが大きいんです。
知らず知らずのうちに
自分の感情を後回しにして
・両親の気持ち
・両親の希望
を優先させてしまっているんですね。
確かに私も
「お盆やお正月くらいは子ども達の顔を見せてあげないと」
「親孝行しないと」
「帰省した時は家事くらいしないと」
と使命感を感じてしまっています。
でも、
自分の感情を後回しにしているため、
「しんどい」「疲れる」という感情が
生まれてしまうというわけです。
他にも
・実家が遠方で交通費がかかる
・飛行機や新幹線の予約が面倒
・子どもが小さくて移動が大変
・荷造りや荷ほどきが大変
・厳格な両親でいちいち口うるさく言われる
・田舎で遊びに行く所がない
・都会過ぎて落ち着かない
・兄弟家族も集まってゆっくりできない
・家事をしなければいけない
など、
家族や家庭によって様々な帰りたくない理由があるものです。
だから、決して娘なのに自分の実家が疲れると思うことは
おかしいことではありません。
自分の実家でも帰省しない選択はアリ!
家族や家庭によって実家に帰省したくない理由は様々あります。
特に自分自身が成長して1人の大人としての価値観をもつと
親の価値観との違いが出てきます。
親の言うことが全てだった子どもの頃とは違うのです。
例えば、
「ちゃんとご飯食べているの?」など
と口出しされるとうっとうしく感じたり、
子どもを連れて行ったら
昔の子育て論を言い続けられたりすると疲れます。
また、
家族や親戚から「結婚はまだなの?」「子どもは早い方が良いよ。」
なんて言われると帰省が嫌になって当然です。
なので、自分の実家でも帰省しない選択はアリです。
帰省して親子で嫌な気持ちになってしまうくらいなら
帰省しない選択肢も1つではないでしょうか。
「家族だから帰省して当たり前」という固定概念を一度老いておいて、
帰省することのメリットとデメリットを考えてみましょう。
大事なことは、
「自分の気持ち」や「自分の心の元気」です。
自分の心を元気にできなくて
家族の心を元気になんてできないのではないでしょうか。
親から帰省を強要されたら?
本当は帰省したくないけれど、
親から帰省を強要されたら
どうしたら良いのか悩みますよね。
帰省を楽しみにしている親に
「帰省しない」と伝えるのは
少し気が引けます。
でも、お伝えしたように帰省して
親子で嫌な気持ちになってしまうくらいなら
帰省しない選択肢も1つです。
なので、
1.日帰りの帰省にする
2.普段から小まめに連絡をとっておく
ことがおススメです。
日帰りの帰省にする
実家であっても、2泊も3泊もすると
荷造りや滞在中にストレスや疲れが溜まります。
でも、日帰りであれば
荷物も少なくストレスも感じにくくなりますよね。
近場の実家であれば日帰りという選択肢も1つではないでしょうか。
普段から小まめに連絡をとっておく
離れて暮らしていると、
「顔が見たい」「話がしたい」、
そう思うのが親心です。
でも、帰省することが疲れる場合、
普段からLINEなどで小まめに電話やメッセージで
やり取りをしておくと良いですよ。
小まめに連絡をとっておくことで
全く連絡を取り合わないよりも
「今回のお正月は帰らない」と言った時でも
親も受け入れてくれやすくなるでしょう。
私も実家の親には
小まめに子ども達の動画や写真を送るようにしています。
そんなやり取り一つでもお互いの近況が分かり、
安心したり会話にもつながります。
あとは、帰省しない時は、
親が喜んでくれるようなお菓子やお酒を贈るのもおススメですよ。
ただ、どうしても親が帰省を強要してくる場合は、
1.シミュレーションしておく
2.親だから理解してくれると思わないようにする
3.1人の時間をつくる
4.逃げ場を作る
方法もあります。
1.シミュレーションしておく
帰省したら親や親戚に
「こんなこと言われるだろうな」とシミュレーションしておいて、
どのように対応するか準備しておくのです。
例えば、
「結婚はまだ?」「子どもはまだ?」など言われたら
「今は仕事に専念したくて。」など
答えを考えておくのです。
2.親だから理解してくれると思わないようにする
例え血がつながった親子であっても
考え方や価値観・生き方は違います。
「親なんだから」という考えで向き合うのではなく、
「こういう考え方の人」と割り切って、
一定の距離を保つことも大切です。
3.1人の時間をつくる
家族とは言え、
ずっと一緒にいると疲れてしまいますよね。
なので、自分の部屋が残っている場合は
部屋にいる時間を作るのも良いですよ。
1人の時間をつくることで
気持ちが落ち着くでしょう。
4.逃げ場を作る
1人の時間を作っても
親とうまくコミュニケーションがとれないなという時は、
外に出ていくのも1つです。
昔の友達と会う約束をしたり
子ども達と近くの公園へ出かけたりしましょう。
私も実家に帰った時は、
実家で過ごす時間もあれば
気心の知れた友達と子ども同士で遊ばせる時間もあります。
せっかくの帰省なので
楽しまないともったいないですもんね。
まとめ
娘なのに自分の実家に帰ると疲れることは
おかしいことではありません。
それだけ親元から自立して
1人の人としての価値観ができたという証拠です。
子どもは知らず知らずのうちに
・親に対してはこうでなければいけない
・親や家族とは仲良くしなければいけない
という思い込みがあって
自分の感情を後回しにしてしまいがちです。
でも、親にとって子どもの幸せが一番の幸せです。
ストレスや疲れを感じて帰省するよりも
日帰りで少しだけ帰ったり
小まめに連絡をする方法もあります。
ぜひ、実家への帰省が疲れると感じている方は
参考にしてみてくださいね。
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