思ってもいないタイミングで発生する地震は人々を混乱させ、日常生活に大きな支障をもたらします。
特に大地震はたくさんのケガ人を始め、家や建物の損害、交通機関の乱れ、さらには食料や生活用品が不足する事態など、様々な問題を引き起こす原因となります。
日本では日頃から小さな地震も頻発していますが、実はそんな『小さな地震が続くと危険』と言われているのはご存じでしょうか。
今回は
・小さい地震が続くと危険といわれる理由とは?
・小さい地震はガス抜きにはならないの?
・小さい地震が連続して起こると大地震がくる?
などについて詳しく解説していきます。
小さな地震は『連続すると危険』『大地震の前兆』などと言われる反面『ガス抜きになっていい』とも言われていますが、実際にはどうなのでしょうか。
改めて地震についての知識を深め、いざという時のために備えておきましょう!
小さい地震が続くと危険といわれる理由とは?
小さい地震が続くと危険といわれる理由は、本震(大地震)の前兆の可能性があるためではないでしょうか。
みなさんは小さい地震と聞くと、どの程度を想像されますか?
震度は0~7まで設定されています。
【震度0・・極微小地震/震度1~2・・微小地震/震度3~4・・小地震/震度5弱~5強・・中地震/震度6弱・・大地震/震度6強・・巨大地震/震度7・・超巨大地震】と呼ばれています。
実際に被害が少ない震度3~4程度を、小さい地震と認識している方が多いかもしれませんね。
しかし、今までにも小さな地震が本震(大地震)の前兆(前震)として発生しているケースがあるため、地震が続くと危機感を持つ人が大半でしょう。
また小さな地震が頻発することで、家などの周辺環境にダメージが蓄積していくため、大地震での被害がさらに大きくなる危険もあります。
小さいから大丈夫ということはありません。
その裏には大きな危険が隠れていることを忘れずに過ごしていきましょう。
小さい地震はガス抜きにならないの?
小さい地震はガス抜きになると認識されがちですが、実際にはガス抜きになっていません!
そもそも地震のエネルギーを示すマグニチュード(M)が1増えると、その威力は約32倍になるといわれています。
同じように震度が1違うだけでも、体感や被害の差は想像以上に大きいです。
つまり震度3~4の小地震ではパワー不足となり、大地震のガス抜きをすることはできません。
実際に大地震のガス抜きをするためには、震度4の地震が数十分単位で発生し続ける必要があり、非現実的なことが分かります。
小さい地震が連続して起こると大地震がくる?
絶対ではありませんが、小さい地震が連続することで大地震が起こる可能性は十分に考えられます。
先程もお伝えしたように、大地震(本震)の前に小さな地震(前震)が発生・頻発することはよくあります。
しかし前震がなく本震が起こるケースも多いため断言はできませんが、特に小さい地震が連続している場合には、その後の大地震に十分な警戒が必要です。
もしものために準備をして損をすることはありません。
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食料や水などの確保を始め、災害用品の見直しを行ってください。
またハザードマップで避難所を確認し、家族と共有しておきましょう。
大きい地震の予知は難しい?
大きい地震を予知することは難しいですが、小さい地震の活動状況をモニタリングすることで、大きい地震が起きる可能性を予測することができます。
小さい地震が続く場合、エネルギーが蓄積されている可能性が高いため、大きい地震の予知に繋がるかもしれません。
現時点では地震の予知技術はまだ発展途上ですが、研究や技術の進歩によって、将来的にはより正確な予知が可能になるかもしれません。
まとめ
今回は、小さい地震の危険性について解説してきました。
地震大国だからこそ、地震が身近なものとなり、警戒を怠ってしまうことも多いかもしれません。
しかし、大地震が起きてからでは手遅れになるので、日頃から災害時に必要な準備を進めておきましょう。
改めて小さい地震にも危機感を持ち、いざという時に困らないように考えてみてください。
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