夏の暑さが厳しくなると、一戸建ての2階部分は非常に暑くなりますよね。
1階にエアコンがある場合、その冷気を2階に効果的に送る方法はないのでしょうか?
実は、サーキュレーターを使うことで、1階の冷気を2階に効率的に循環させることができます。
今回は、1階の冷気を2階に届けるためのサーキュレーターの活用方法をご紹介します。
2階が暑い!サーキュレーターで1階の冷気を送るには?
真夏になると、1階はそれほど暑くないのに、2階が暑くて困りますよね。
階段を上がっていくと、すでに熱気がこもっていて驚くほど。
2階に寝室があると、暑くて夜眠れないという方も多いのではないでしょうか。
根本的に2階・3階のお部屋の蒸し暑さを解消するなら、リフォームで断熱性を上げ、換気もしやすい構造にしてあげるのが一番です。
でも大きな費用がかかりますし、今すぐにお部屋を涼しくするのは難しいですよね。
そんなときは、1階の涼しい冷気をサーキュレーターで2階に送りましょう!
もし2階にエアコンが設置されていなくても大丈夫です。
設置方法はとても簡単で、階段の一番下から2階に向けてサーキュレーターを運転するだけ。
このときに、サーキュレーターを1階の部屋のエアコンの方向を向けてはいけません。
必ず、エアコンの冷風の追い風になるよう背を向け、2階へ向けてあげましょう。
風量は大きめに設定し、風向きを自動で変える機能を備えたサーキュレーターを選ぶと、より効果的に冷気を2階に届けることができます。
サーキュレーターも節電効果がより高いものを選ぶと、気になる電気代も抑えられますね。
さらに2階ではサーキュレーターや扇風機を設置し、1階から送られた冷気と暑い空気を撹拌してあげましょう。
冷やされた空気を効果的に循環させることで、2階のお部屋を冷却することが可能になります。
この方法では2階の各部屋が冷えるまで少し時間がかかりますが、
2階のお部屋にエアコンが設置されていない賃貸物件などでも使えるのでおすすめです。
この方法なら、エアコン1台で3~4部屋冷やすことも可能です。
夜など涼しい場合は、さらに1階のお部屋の窓と2階のお部屋の窓を対角線上になるように開けてあげると、こもった熱気を外に追い出すことができます。
換気扇を回すなども良いですね。
しかし、真夏では外の気温も下がりずらいので、サーキュレーターや扇風機を使って室内に溜まった空気を循環させてあげましょう。
2階の室温を下げるには?
家の中の2階のお部屋が特に暑い場合、室温を上げないための対策と湿度を下げる対策が必要です。
室温を上げないための対策とは?
まずは直射日光を遮ることが大切です。
日中でもカーテン、ブラインド、シェードを閉めておきましょう。
風を通しながら日光を遮るすだれもをベランダなどに設置するのも良いですね。
また2階のお部屋でも、扇風機やサーキュレーターを使用して空気を循環させましょう。
部屋の湿度を下げる対策とは?
湿度が高いと、同じ気温でも不快指数が上がります。
お部屋の中の湿気を除去し、湿度を下げてあげましょう。
おすすめは除湿器を設置することですが、凍らせたペットボトルでも代用できます。
凍らせたペットボトルを置く際には、溶けた時に水が出るので、電化製品や寝具の近くは避けましょう。
また洗濯物を室内に干していたり、お部屋に観葉植物を置いていると湿度が上がりやすいです。
湿度が下がると、空気中に蓄えられる水分も少なくなります。
意外と見落としがちなお部屋の湿度、チェックしてみてくださいね。
1階よりも2階の方が暑いのはなぜ?
暖かい空気は冷たい空気よりも軽いため、1階から上の階に向かって上昇します。
1階で発生した熱が建物の構造や壁、床などに吸収され、2階に上がるときに放出されることもあります。
このため、一戸建ての家では、夏に1階より2階のお部屋が暑くなります。
また、屋根への熱も影響します。
直接太陽光を受ける暖かい屋根から放射される熱が2階に伝わり、室内温度を上昇させます。
このため、日光をできるだけ遮断して部屋の温度を上げない工夫と、少しでも湿度を下げる工夫の両方が必要です。
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