アルバイトをしていた会社や飲食店などを無断欠席し、そのままやめてしまういわゆる「バックレ」という行為。
「バックレ」てしまうと、その後、どのようなことが起こるのか急に辞める前にしっておきたいですね。
今回はアルバイト先を急に辞め(バックレ)て警察沙汰になったり、家まで押し掛ける、罰金を科せられることはあるのかまとめました。
バイトのバックレで警察沙汰になることはある?
まず、無断欠席をすると、アルバイト先としては出勤しない理由を確かめる為や
安否確認の為、本人に電話などで連絡をすることがあります。
法律上の話をしますと、アルバイトを無断欠席後、退職することは
民法709条の「不法行為」にあたる可能性があり、損害賠償を請求される可能性はあります。
また制服などの貸与品を返却しないと実費請求されたり、「業務上横領罪」を問われる可能性があります。
アルバイトでも「バックレ」ると、請求対象になりうる行為ということを覚えておきましょう。
ただし「バックレ」ること自体は「犯罪」ではありませんので、警察に逮捕などされることはありません。
バイトをバックレたら親に連絡される?
アルバイト先に出勤予定であるのに本人と連絡が取れない場合、親などの緊急連絡先へ連絡をすることがあります。
アルバイト先が連絡を取りたい理由は、無事を確認することももちろんありますが、
バックレの場合、
・アルバイトを継続する気があるのか?
・このまま辞めてしまうつもりなのか?
という意思を確認したい理由もあるでしょう。
辞めてしまう場合は、制服や貸与品の返却、未払いのお給料はどうするのかなど確認事項は多々あります。
バックレること自体、もちろん良くないことですが
もししてしまった場合でも、さらにアルバイト先を困らせないように連絡があったら答えるようにしましょう。
バイトをばっくれたら家に来る事や罰金があるって本当?
結論からお話すると、自宅に訪問される可能性はあります。
アルバイトだけではなく、どんな雇用形態でも、無期契約であれば法律上は14日前に退職を申し出れば辞めることができます。
しかしアルバイト先によっては1ヶ月前に退職を申し出るなどのルールがある場合があります。
辞めたいと思ったとき、またはアルバイトを始める際は必ず就業規則や雇用契約書を確認しましょう。
あなたがもし学生だとしても、退職の意思を申し出、引継ぎ、退職の手続きを踏み、スムーズに辞めるまでが「アルバイト経験」です。
退職先に迷惑をかけないような辞め方を心がけましょう。
アルバイトだとしてもバックレることは一緒に働いてきた方、勤務先に大変迷惑がかかる行為です。
本人と連絡がつかない場合、安否確認のために自宅訪問をされる可能性もあります。
もしこのまま辞めたい場合は退職の意思表示をしたほうがいいですが、
もし自分でどうしても辞めることを伝えるのが難しい場合は「退職代行」というサービスもありますので選択肢の一つとして考えてみて下さいね。
バイトをばっくれて給料が振り込まれない時はどうする?
アルバイトをバックレてしまった場合、働いた分のお給料はもらえるのでしょうか?
バックレたので、働いた分の賃金はあきらめなければならないでしょうか?
結論をお話しますと、雇用契約に基づいて仕事をした場合、そこでお給料が発生していればバックレた場合でも受け取る権利があります。
アルバイト先(雇用主)もトラブルは避けたいので労働時間分のお給料は振込してくれることがほとんどだと思います。
ただし、雇用先によって無断欠席をした場合などの独自のルールを定めていることがあります。
そこに「バックレた人(無断欠席をした場合など)には給料の支払いは無い」などと記載があれば、当然お給料は支払われません。
アルバイトを始める前に、就業規則や雇用契約書の内容をよく確認するようにしましょう。
「バックレ」は雇用先に迷惑がかかる行為ですが、労働時間分の給料はもらえる権利があることは覚えておきましょう。
まとめ
バックレは当人にとっても、雇用先にとっても、良い行為とは言えません。
できれば辞めたい旨をきちんと職場に伝え、きちんと手続きを踏んで退職したいものです。
今後は、自分にとっても職場にとっても良い働き方とはどういうものかを考えてみてくださいね。
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