ビジネスにおいての年賀状は、四季折々の挨拶状として取引においても宣伝においても大切な要素です。
形式に沿って書くのが一般的ですが、取引先へ出す場合は印刷された文面だけでなく手書きのメッセージを添えて出すのがマナーです。
言葉遣いや敬称の使い方には注意が必要ですが、担当者としての挨拶を一言添え書きすると親近感を与えることができ、印象に残る一枚にすることができます。
そこで本記事では取引先や顧客へ出す年賀状の一言文例をご紹介します。
年賀状の一言文例で取引先や顧客へ送る場合は?
ビジネス年賀状の構成としては、以下のような文章が基本パターンとなりますのでご参考ください。
1.前文(賀詞)
2.主文(日頃の交誼のへの感謝、今後の支援や愛顧を述べるなど)
3.後づけ(日付、会社名、代表者氏名、所在地など)
手書きで一言挨拶を添えるとすれば、2.主文の後に書き加えます。
ビジネス年賀状の文例
旧年中は格別のお引き立てを賜り誠にありがたく御礼申し上げます
本年も相変わらずのご愛顧をよろしくお願い申し上げます
令和○○年元旦
ビジネス年賀状に添える一言文例
会社から取引先や顧客に送る年賀状は、部や課、あるいは会社として出す場合と、担当者が先方の担当者へ出す場合があります。
先方の担当者宛てに年賀状を出す場合、多少なりともお付き合いのある方に対しては、できるだけ手書きで一言書き添えましょう。
ただし仕事の内容にまで詳しく立ち入った事柄や、プライベートに関する文章は馴れ馴れしい印象を与えますので注意しましょう。
●会社や顧客へ出す場合
「貴社皆々様のご健康とご活躍をお祈りいたします」
「皆様のより一層のご発展とご多幸をお祈り申し上げます」
「年頭にあたり謹んで御繁栄と御多幸をお祈り申し上げます」
「輝かしき年の初めに貴社皆様のご健勝とご多幸を祈念いたします」
「御社のかぎりなきご繁栄と皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます」
「貴社益々のご発展と社員皆々様のご多幸をお祈り申し上げます」
「本年も皆様のご愛顧に応えるべくご奉仕を心がけてまいりますのでよろしくお願い申し上げます」
「本年こそ躍進の年と致したく社員一同気を引き締めて努力致します」
「本年も皆様にご満足いただける確実な技術ときめこまやかなサービスに努力してまいりたいと存じます 皆様のご来店をお待ち申し上げております」
「本年も皆様方のお役に立てるよう鋭意努力いたしますので何卒よろしくお願い申し上げます」
「皆様のご期待に応えるべく懸命の努力をいたす所存でございます 変わらぬご交誼のほど宜しくお願い申し上げます」
「まだまだ未熟者で至らぬところも多々ございますが本年は一層の努力をもって平素のご厚情にお応えしてまいりたいと思います」
「本年は飛躍の年にすべく邁進してまいりますので変わらぬお引き立てをお願いいたします」
「旧年中は身に余るお引き立てを賜り心より感謝申し上げます」
「昨年は無理なお願いを快くお引き受けくださり感謝申し上げております」
「ご縁をいただき感謝いたします 飛躍の一年になりますことをお祈り申し上げます」
「昨年は不手際ばかりですみませんでした これに懲りず今年もよろしくお願いいたします」
「昨年は新商品の開発にあたり様々なアドバイスをいただきありがとうございました お陰様で初夏には店頭に並び運びとなりました」
ビジネス年賀状の賀詞のマナーは?
年賀状に使われる賀詞(お祝いの言葉)として、よく用いられるものに、「迎春」「賀正」「寿」など一文字から二文字のものが見受けられます。
このような賀詞は簡略表現であり、友人知人に対して用いるのは問題ありませんが、目上の方へ用いるのは失礼に当たります。
ビジネス年賀状では、相手を選ばない以下のような賀詞を用いるようにしましょう。
「謹賀新年」
「恭賀新年」
「謹んで新年のお慶びを申し上げます」
「謹んで新春の寿ぎを申し上げます」
さいごに・関連記事
ビジネス年賀状に書き添える挨拶文例をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
印刷された文面だけの年賀状は味気なく、ゆっくり読んでいただけることも少ないかと思います。
敬いと親しみを込めて手書きの一言を書き加えるだけで、受け取った方の印象にも残りやすくなります。
またあなたの心が伝わる、温かい年賀状になるのではないでしょうか。
ぜひアレンジしてお使いくださいね。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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