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金魚すくいがかわいそう!なぜ動物虐待にならないの?

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生活

夏と言えば、「海」や「プール」に「花火大会」など、
色々な魅力がある季節。

また、各地で行われる「夏祭り」も夏を代表するイベントで、
大人も子どもも楽しめる屋台でにぎわいます。

そんな夏祭りの屋台の1つ「金魚すくい」。

何匹とれるか白熱して、
釣れた金魚は何匹か持って帰ることができます。

ただ、金魚すくいは
「狭い水槽に入れられてかわいそう。」
「屋台が終わったらどうなるんだろう。」という声もあります。

今回は、
・金魚すくいは「動物虐待」にあてはまるのか
・余った金魚はどうなるのか
などについて解説していきますね。

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金魚すくいはなぜ動物虐待にならないの?

結論から言うと、
金魚すくいは動物虐待にはなりません。

その理由は、
1.対象動物ではない
2.「すくう」という行為が虐待ではない
からです。

対象動物ではない

現在、日本にある動物を守る法律は、
・動物愛護管理法
・鳥獣(ちょうじゅう)保護管理法
の2つあります。

動物愛護管理法の対象動物は、
人に飼われている「哺乳類」「鳥類」「爬虫類」に属する動物、
また、飼い主に関わらない
「牛」「馬」「豚」「めん羊」「山羊」
「犬」「猫」「いえうさぎ」「鶏」「いえばと」「あひる」です。

そして、鳥獣保護管理法の対象動物は
「鳥類」または「哺乳類に属する野生動物」です。

つまり、
金魚はどちらの法律の対象動物にもあてはまらないため
動物虐待に該当しないのです。

「すくう」という行為が虐待ではない

また、法律上「虐待」とは、
・みだりに殺し、又は傷つける
・みだりに給餌又は給水をやめることにより衰弱させる
・遺棄
を指すため、「すくう」という行為は虐待ではないのです。

ただ、私の経験ではありますが、
子どもの頃に見た金魚すくいの屋台の数に比べると
今はすごく数が減ったと思います。

また、私は見たことがないのですが、
旦那は子どもの頃、よく夏祭りの屋台に
「ハムスター釣り」や「ひよこすくい」もあったようです。

最近では、「ハムスター釣り」や「ひよこすくい」は、
「飼育ができない」「かわいそう」などの声が集まり、
屋台ではほとんど売られなくなったようです。

そう考えると近い将来、
屋台から金魚すくいも無くなるかもしれませんね。

金魚すくいはなぜ日本の夏の風物詩なの?

「金魚すくいは夏の風物詩」とも言われますが、
その理由は、金魚が日本に伝わった歴史に関係しています。

日本に金魚が伝わったのは、約500年前の「室町時代」。
当時、金魚は非常に高価で、
貴族やお金持ちのペットとして買われていました。

そして、江戸時代になり金魚の繁殖がはじまったことで、
庶民にも金魚が広まるようになりました。

みんなでガラスや陶器で金魚を飼って鑑賞し、
暑い夏を乗り切る習慣が広まっていったのです。

また、江戸時代の後期には
夏のはじまりには「行商(ぎょうしょう)」と呼ばれる移動販売がされたり、
金魚すくいがはじまったことで、
「夏の風物詩」として金魚すくいが定着していったのです。

金魚すくい余った金魚はどうなるの?

夏祭りを盛り上げてくれる金魚すくいですが、余った金魚は、
1.無料でお客さんに配る
2.餌として売る
3.会場周辺の幼稚園や小学校に寄付する
4.池に放流する
5.川に放流する
6.下水に放流する
などの対応をされています。

無料でお客さんに配る

お祭りの終盤になると、
余った金魚をお客さんに無料で配る屋台もあります。

お客さんは無料で金魚をもらえて、
金魚も新しい飼い主に飼ってもらえます。

餌として売る

めだかや熱帯魚を取り扱うお店「アクアリウムショップ」に
餌として売る場合もあります。

ただ、「金魚すくい」という
狭い水槽で大量の金魚と過ごしたストレスを抱えた金魚なので、
買い取ってもらえない場合もあります。

会場周辺の幼稚園や小学校に寄付する

お祭り会場の近くに幼稚園や小学校がある場合、
金魚を寄付する場合もあります。

人工池に放流する

金魚を人工的に作られた人工池に放流される場合もあります。
実は、金魚はフナが突然変異して品種改良された人工的な生き物。

なので、人工的に作られた池であれば
自然の生態系に悪影響を与えることがありません。

川に放流する

金魚すくいで余った金魚の多くは、
川に放流されているのが事実です。

でも、川は自然環境であるため、
人工的に作られた金魚が放流されることで
自然界で生きる生き物が生きていけなくなる恐れがあります。

下水に放流する

家庭や工場から出る水が流れる下水に
余った金魚が放流される場合もあります。

もちろん、下水に放流された金魚は生き続けることはできません。

ちなみに私が子どもの頃、
住んでいた町内会では毎年夏祭りが開催されていました。

その中で、私の父は毎年金魚すくいの担当で、
私も一緒に金魚を買いに行ったり店員さんをしていました。

そして、毎年余った金魚は、
自宅にあった小さな池で飼っていました。

私は、餌をあげたり鑑賞するのが日課で、
それこそ私にとって金魚すくいは夏の風物詩でした。

まとめ

夏の楽しみの1つ夏祭り。
たくさん並ぶ屋台は見るだけでもワクワクしますよね。

今回は、屋台の1つ「金魚すくい」について解説しました。

金魚すくいは、
・対象動物ではない
・「すくう」という行為が虐待ではない
という点で動物虐待にあてはまりません。

ただ、余った金魚を
自然の生態系に悪影響を与える「川に放流する」、
生き続けることができない「下水に放流する」という点や
金魚すくいは「金魚に大きなストレスを与える」「かわいそう」
という点からも近い将来、
屋台から金魚すくいは無くなるかもしれませんね。

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