今回は
・太陽が沈んで夜になっても暑いのはなぜ?
・夜家の中が外よりも暑いのはなぜ?
・山の頂上が夏涼しいのはなぜ?
・砂漠の夜が寒いのはなぜ?
これらについて詳しくご紹介していきます。
夏の気温変化や暑さの特性など、意外と知らないまま過ごしがちですが、知っておくと日々の生活に役立つかもしれません。
ぜひ最後まで読んで、夏の暑さ対策にいかしてみましょう!
太陽が沈んで夜になっても暑いのはなぜ?
近年の夏の暑さはとても厳しく、猛暑日は運動はもちろん外出さえできないこともあります。
短時間であっても熱中症には注意が必要で、昼間のうだるような暑さを何とか乗り切ろうと、人それぞれ工夫をして過ごしているのではないでしょうか。
太陽が沈んで夜になりホッとするのもつかの間、なぜか気温が下がらず『どうして夜になっても暑いの?』と疑問に思うことも・・。
さらに夜、外より室内のほうが暑いこともあったりと、夏の暑さにはいくつかの疑問が残りますよね。
まず、たくさんの日差しが届く昼間と違い、太陽が沈む夜。なのに暑いままなのはなぜでしょうか。
その理由は、地面や空気中に昼間の熱が溜まっているためです。
朝になり太陽が出ると同時に地面が暖められていきますが、照射時間が長く・気温が高いほど、地面・空気・海などに熱が溜まり、その各温度も上昇し続けます。
その後、夕方頃に太陽は沈みますが、十分に温められた地中や空気や海はすぐ冷めないため、夜になっても暑さが残り『暑い』と感じるのです。
特に自然の多い郊外よりも、アスファルトやコンクリートの多い都会部のほうが熱を溜めやすく、その結果、夜でも気温が高いままになってしまうのです。
夜家の中が外よりも暑いのはなぜ?
『夜、家にいるよりも外に出たほうが涼しい』
みなさんこんな経験あると思いますが、どうして外より家の中が暑くなるのでしょうか?
それは、上記の理由と同じく、日中の暑さによる熱が家にも溜まっているためです。
太陽の熱は全てのものを熱くします。
地面や空気はもちろん、家などの建物も昼間の内に暖められ熱を溜め込んでいきます。
太陽が沈んでも地中と同じく、家の外壁や内部がすぐに冷めることはありません。
そのため建物内よりも空気の循環が良い、外ほうが涼しく感じるのです。
山の頂上が夏涼しいのはなぜ?
真夏でも、山の頂上まで登ると地上よりも気温が低く、涼しいことが多いですよね。
より太陽に近いはずなのに、山の頂上が夏でも涼しいのはなぜなのでしょうか?
それは、標高が高いほど気圧が低くなるためです。
山のように標高が高いほど気圧が低くなります。
気圧が低い=空気が薄いため、熱がこもる原因となる二酸化炭素も少ない状態です。
そのため山の頂上は熱が溜まりにくく、私たちが住む町よりもずっと涼しい環境となっているのです。
砂漠の夜が寒いのはなぜ?
日中は40度以上になることもある砂漠ですが、実は夜になると気温が急降下し0度近くまで下がります。
では、なぜ砂漠の夜は寒いのでしょうか?
その理由は、乾燥地帯で水分がないからです。
水分は暖まるまでに時間がかかるものの、熱を蓄える性質をもつため、冷めるのにも時間がかかります。
かし砂漠には熱を蓄える水分がないため、砂が太陽の熱で一気に暖まり、夜と同時に急速に冷めていきます。
昼夜の気温差は50度近い砂漠もあり、夜は防寒対策が必須。
実際にその気温差で人が亡くなるケースもあるほど、危険な場所となります。
まとめ
今回は、夜まで続く夏の暑さについて詳しくお話してきました。
日本でも年々猛暑日が増え、その暑さに悩むことが多くなった気がします。
体が熱を溜め込みすぎると熱中症になるのと同様に、空気や家も放熱には時間がかかることが分かりましたね。
遮光や水まきなど、出来る対策を取り入れながら、暑い夏をなんとか乗り越えていきましょう!
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