お正月の挨拶には、日本の伝統文化として親しまれている年賀状が使われます。
ただ相手との関係や状況などによっては、慎重な言葉選びが必要になりますよね。
特に病気や入院をしている方に送る場合は、どんな文面にすればいいかと悩むことも多いのではないでしょうか。
今回は
・年賀状で病気の方にかける添え書きコメントは？
・年賀状で入院中の方へ回復を願う言葉は？
・そもそも入院中の方へ年賀状を出していいの？賀詞はどうする？
など詳しくご紹介していきます。
一般的な年賀状でもそうですが、闘病や入院をしている方に送る際は失礼がないよう、特に注意が必要です。
ぜひ最後まで読んで、お役立てください。
年賀状で病気の方へかける添え書きコメントは？
いくらお正月といっても、病気をしている方は心身共に辛い日々を過ごしています。
年賀状を送る際にはどんなような添え書きコメントを選べば良いのでしょうか？
簡単な例文をご紹介していきます。
・「その後、お体の具合はいかがでしょうか。一日も早い回復を心から願っております」
・「どうぞ無理をせずゆっくりと休養をとり、早く元気になってください」
・「体調はいかがでしょうか。一日も早く元気な姿でお会いできますように」
・「早期回復を願っております。心身共に無理をせずお過ごしください」
このように、様子や体調を気にしながらも前向きな言葉を選び、暗い印象にしないことが大事ポイントです。
年賀状で入院中の方へ回復を願う言葉は？
相手が入院中の場合は、普段あまり会えないからこそ年賀状を送る方も多いのですが、書く内容には気を付けていきましょう。
ここでは回復を願う例文をご紹介します。
・「ゆっくり休んで、一日も早く退院できることを願っております」
・「早期に全快し、早く元気に過ごせますように」
・「退院したら、また食事や旅行に出掛けましょう」
・「どうぞゆっくり養生してください。元気なお姿を見られることを祈っております」
・「またお見舞いに伺います。一日も早いご快復を願っております」
入院中の相手に対しては、退院のイメージを持たせてあげられるような言葉を選ぶのがオススメです。
退院後にしたい予定を添えるなど、ポジティブな印象に仕上げましょう。
入院中の方へ書いてはいけない添え書きコメントは？
年賀状には忌み言葉といって、不幸や不吉なことをイメージさせる言葉を使うのはタブーとされています。
特に入院中の方や病気で療養中の方に送る年賀状は、下記のような忌み言葉に気を付けましょう。
「重なる」「続く」「長引く」「繰り返す」「衰える」「枯れる」「去る」「消える」
上記のような言葉は避けるべきですが、難しいときは別の言葉に言い換えるとよいでしょう。
そもそも入院中の方へ年賀状を出していいの？賀詞はどうする？
年賀状は日頃お世話になっている方に、新年の挨拶と感謝を伝えるもの。
相手が入院中であっても、年賀状を送って問題ありません。
むしろ入院中は心が不安定になりやすいので、年賀状をもらうと喜ばれることが多いです。
とはいっても何でもいい訳ではなく、賀詞(祝いの言葉)は相手に合わせて選ぶようにしましょう。
基本的には、「新年あけましておめでとうございます」と書いても問題はありません。
気になる方は〔迎春・賀正・謹賀新年〕の他、〔一陽来復・謹んで新年の挨拶を申しあげます・穏やかな一年になりますように〕などといった、控えめな挨拶でまとめてください。
また長期入院でない場合は、病院ではなく自宅に送ります。
どうしても病院に送付したいときは、あらかじめ許可を取っておきしょう。
まとめ
一般的な年賀状でもそうですが、闘病や入院をしている方に送る際は失礼がないよう、特に注意が必要です。
でも一言で年賀状といっても、相手との関係性やその時の状況によって書く内容も大きく変わりますよね。
書く際は相手に寄り添いつつも、必要以上に堅くなりすぎないように仕上げましょう。
関係性にあった言葉を選び、「心配しています」「あなたを想っています」といった気持ちがが伝わる一言を書くときっと喜ばれるのではないでしょうか。
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