トイレをしっかり掃除しているつもりなのに、なぜか臭いが消えずに残ってる。
念入りに拭き掃除をして新しい芳香剤を置いても、2~3日でアンモニア臭が戻ってくる。
トイレは1日に何度も使う場所ですし、来客の際にも人目にふれることが多いので清潔にしておきたいですね。
そこで今日はトイレの消えない臭いの原因と発生場所、そして臭いを根っこを断ち切る掃除方法をご紹介します。
トイレの臭いが消えない原因は何?
トイレの中で嫌な臭いが発生するには、いくつかの原因があります。
まず一番大きな原因として考えられるのが、おしっこの飛び散り(尿はね)です。
ある調査によると、男性のおしっこはトイレの床全体で1日に約2,300滴も飛び散るというデータが出ています。
TOTOの実験でも男性が立ったままおしっこをした場合、床だけでなく壁、天井、タンク、ペーパーホルダー、ドアノブにまでおしっこが飛び散ることがわかっています。
また、男性だけでなく女性が便座に座って用を足す場合でも、便器と便座の隙間におしっこが伝い、そこから便器の下までおしっこが伝って汚れることもあります。
このような場合、トイレ内を徹底的に掃除することで臭いは大幅に改善しますよ^^
雨の日や梅雨時期など、湿気の多い日になるとトイレの臭いが気になるという場合は、排水管が詰まって臭いが逆流していたり、浄化槽に問題があることもあります。
このような場合は掃除しても臭いを取り除くことができませんので、水道業者さんにお願いして一度見てもらいましょう。
では次に、トイレの臭いの発生源について見てみましょう。
トイレの臭いの発生源はどこなの!?
トイレの中には、臭いが発生しやすいポイントがいくつか存在します。
普段の掃除では見落としがちな所もあるので、チェックしてみてくださいね!
1.壁や便器周りの床
便器周りの床は丁寧に拭き掃除していても、壁までは掃除していないという方もあると思います。
特に便器周辺の壁にはおしっこの飛び散りが多いため、目に見える汚れがなくても忘れずに掃除しておきましょう。
また便器と床の接合部分も要注意。この部分には必ず隙間があるため、汚れが入りやすくなっています。
小さな隙間ですがしっかりと掃除しておきましょう。
2.便器の縁裏(ふちうら)
便器を上から見て掃除しているとわかりずらいですが、便器の縁裏の隙間には汚れやカビなどが溜まりやすくなっています。
一度膝をついて汚れが溜まっていないかどうかチェックしてみましょう。
3.便座と便器の接合部分
ウォシュレットタイプのトイレは、便座と便器の間に隙間があります。
この隙間にはおしっこが飛び散り、時間が経過して尿石となって固まっている場合があります。
実はウォシュレット便座は取り外せるようになっていますが、この便座と便器の接合部分(ウォシュレット便座の裏側)まで掃除している方は少ないのではなおでしょうか。
取扱説明書をよく確認し、一度ウォシュレット便座を取り外してみましょう。
4.便器内の水たまり
便器内の水たまりの境目や、便器の底に黒く汚れが溜まっていませんか。
この黒い汚れはおしっこなどが少しずつ固まってできた尿石です。
尿石はトイレブラシなどでこするだけでは落ちません。
5.ウォシュレットのノズル
ウォシュレット便座のノズルにも黒い汚れが溜まっていることがあります。
このノズルは引き出して掃除することができますので、一度しっかり掃除しておきましょう。
トイレの臭いを取る掃除方法は?
臭いの発生源がわかれば、あとは徹底的に掃除をするのみ♪
場所によって使う洗剤や掃除の仕方が異なりますので、場所ごとに掃除方法をご紹介していきます。
トイレ用洗剤はスプレータイプのもので、消臭・除菌効果のあるものを使用してくださいね!
1.壁や便器周りの床
トイレ用洗剤を壁や床に塗布し、塗り広げるように濡れ拭きします。
二度ほど濡れ拭きしたあと、乾いた雑巾でから拭きしてください。
ポイントは汚れが目に見えなくても、しっかりと拭いておくことです!
壁が壁紙の場合はゴシゴシこすると傷んでしまいますので、注意してください。
2.便器の縁裏
便器の縁裏は掃除がしにくく、汚れ残りが一番起きやすい場所です。
まずは膝をつき、トイレ用洗剤とブラシでこすり洗いをします。
さらに汚れが残っていないか、手鏡を使って確認するのも効果的です。
3.便座と便器の接合部分
あらかじめ便座の電気コンセントを抜き、トイレユニットの取り扱い説明書に従って便座を取り外します。
そしてトイレ用洗剤と歯ブラシを使ってしっかり掃除しましょう。
毎日綺麗にトイレ内を掃除していても、便座の隙間まで掃除している方は多くありません。
隙間に残った尿は尿石化して固まっている場合、酸性のトイレ用洗剤を使用します。
キッチンペーパーなどに酸性のトイレ用洗剤を染み込ませ、汚れが残る部分にはりつけてください。
15分ほど時間がたてば、キッチンペーパーを取り外し、拭き掃除をしましょう。
4.便器内の水たまり
便器内の水たまりは黄ばんでいたり、黒ずみがつきやすい場所ですね。
これは尿石がこびりついているからです。
まずは手動式の灯油ポンプなどを使って溜まっている水を取り除きます。
そして酸性のトイレ用洗剤を使用してこびりついた尿石を落としましょう。
頑固な尿石は、上記と同じようにキッチンペーパーなどに酸性のトイレ用洗剤を染み込ませ、汚れが残る部分にはりつけてください。
15分ほど時間がたてば、キッチンペーパーを取り外し、拭き掃除をしましょう。
5.ウォシュレットのノズル
意外と掃除で忘れがちなウォシュレットのノズル。
まずはゆっくりノズルを引き出し、エタノールのスプレーを吹きかけドライシートで拭きましょう。
汚れがついている場合は、歯ブラシでこすると落としやすいですよ。
尿石汚れにプロも使っているお掃除セット
しっかり尿石を落としたいけど、トイレの浄化槽が傷まないのか心配。
ドラッグストアでトイレ用洗剤を探したけど、どれが一番汚れ落ちが良いのかわからない。
そんな方でも、お掃除のプロが愛用しているトイレ用洗剤なら安心ですね。
大掃除などで徹底的に掃除したい!トイレの臭いをなくしたい!
という方にもおすすめです(^_^)
トイレ掃除をしても臭いが取れない場合は?
トイレの室内を徹底的に掃除したし、排水管や浄化槽にもトラブルはないみたい。
それなのにおしっこの臭いが取れない・・
そんな場合は、トイレの換気扇をチェックしてみてください!
室内の天井付近に換気扇がついていると思いますが、埃や汚れが着いていませんか?
換気扇の内部にあるフィルターが埃などで目詰まりしている場合、換気能力が著しく低下している場合があります。
きちんと換気が行われないと、臭いの原因菌がトイレの中にいつまでも残ってしまいます。
換気扇も定期的にカバーを掃除することを心がけると、いやな臭いもこもりにくくなりますよ♪
さいごに
トイレ内の臭いが消えないときの掃除方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
トイレは毎日使うので、汚れや臭いがすぐについてしまいますよね。
まずは徹底的に掃除して悪臭の元を断つ。
そして普段からこまめに掃除する、蓋をして流す、座って用を足すなどの防臭対策を心掛けましょう(*^^*)